サウナ事件
上司から聞いた話である。
上司と親しく、私とも顔見知りであるH氏。
人当たりのいいH氏が、上司にメールを送ってきたそうだ。
その内容をかいつまんで紹介しよう。

H氏は休日にサウナ・休憩室付きの大型銭湯へ行った。
さっそくサウナで汗を流すことにした。
H氏が入ったのはもちろん男性用入り口から入場する男性用サウナだったが、目を疑うような光景が展開したのである。

なんと、男性同伴で女性が入ってきたのである。
女性はタオルで上半身を隠していた。
男性はタオルで下半身を隠していた。
H氏が「なんだ、カップルか。でも、男性用サウナに女の人が入ってくるなんて、非常識だなあ」と思ったのもつかの間、二人は
乳繰り合い始めたのである。

すっかり驚いてしまったH氏だが、二人は出入り口付近を占拠しており、サウナを脱出するためにはもういちゃつきが頂点に達している二人に「どいてください」と言うほかなく、しかし、声をかけづらいのでサウナに滞在することを余儀なくされた。

さて、相変わらすいちゃつく非常識カップルであったが、はらりと女性のタオルがはずれ、下半身まで丸見えになってしまった。
しかし、カップルは慌てる様子もなく、いちゃいちゃしている。
H氏はギョッとしてしまった。
女性の下半身が丸見えで驚いたのは確かだが、
あるはずのないブツがぴょろ〜んと出ていたからだ。
女性に胸があるのはよいとして、
男性性器もついていた
つまり、二人は
ゲイカップルだったのである。

ノーマルな(多分ノーマルだと思います)H氏はあごが外れんばかりの衝撃を受けたにちがいない。
とてつもなくいちゃつき度を濃くしていく二人にいたたまれなくなり、H氏はサウナを飛び出したそうである。

ゲイの人は銭湯やサウナ利用の際、男湯・女湯のどちらを利用すればいいのか、悩むところであろう。
上記の女性は姿は女性だが性器は男性。
性器で言えば男湯だが、姿で言えば女湯。
そして、精神的に男性か女性かということでもどちらに入ればいいのかとも考えられる。
今回、女性は彼氏がいるために男性用サウナを利用することにしたのだろう。

サウナにはなぜかアクシデントがつきまとう。
意外と危険なリフレッシュ空間であり、うかつに利用した場合、このようなことが起こるとリフレッシュどころか混乱の渦にたたき込まれること請け合いである。
サウナ利用の際には十分内部の状況を確かめた方がいいだろう。
しかし、H氏よ、貴重な体験ができてよかったではないか。


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