確かに聞こえた事件 |
私は人の話をぼ〜っと聞いていることがよくあるらしい。 そのために、よく聞き間違えてるようだ。 エピソード1 高校時代、友人が言った。 「ドガメステッカー!」 ……ドガメステッカー??? 何だ、それは。 新しく出たシールだろうか・・・。 私は聞き返した。 「え? そんなステッカー、持ってないよ」 すると、友人は怒り出した。 「ステッカーなんて、一言も言ってないよ!」 「え?」 「理科の資料貸してって言ったんだよ!」 確かに「ドガメステッカー」と聞こえたのだが……。 私の聞き間違いだろうか。 エピソード2 就職してから、電話を取ることが多くなった。 その日も電話がかかってきた。 「はい、○○室です。」 「プワニィと申しますが、室長さんはいらっしゃいますか?」 プワニィ……。 変わった社名だ。 聞いたことないな……。 個人名かもしれんが……。 それにしても、個人名だとしたら、外国の人だろうな……。 日本語が達者な人だ。 まあ、本人がそう申告しているのだから、「プワニィ様」に間違いあるまい……。 室長は席を外していたので、プワニィ様に後で連絡する旨を伝えて連絡先を教えてもらった。 室長のデスクにメモを置いておくとしよう……。 しばらくして、席に戻ってきた室長が「このメモ、何じゃ?」と首を傾げている。 「プワニィ様からお電話がありまして、連絡をいただきたいということでしたので……」 「こんな人、知らん」 そう言いながらもプワニィ様に電話する室長。 電話を終えた室長が言った。 「プワニィでなくて、クワヒラさんじゃ!!」 確かに「プワニィ」と聞こえたのだが……。 私の聞き間違いだろうか。 以後、同様の聞き間違いが多数あり、危険を感じた職場のみんなから「ジョニー(仮名)には電話番をさせておけない」と警戒されている。 でも、電話番してるけど。 |
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