飲酒事件
私は宴会で数々の失敗をした(らしい)。それは必ず飲酒に絡むものだった(ようだ)。
今日はそんな私のすばらしい話をお聞かせしよう・・・。

エピソード 1

私は山の上にある学校に通っていた。
すぐそばに国道が通ってはいるものの、日が落ちてしまうとその国道すら薄暗い。

気心の知れたメンバーで飲みに行くことになった。
場所は山を下り、国道を駅方面に沿って行ったところにある一軒家のR(仮名)という居酒屋。
宴は滞りなく進み、二次会は学校方面へ戻って山の麓にあるカラオケボックスで行われることになった。

薄暗い国道を参加者は進む。
そのとき、友人の一人が気付いた。
「ジョニー(仮名)おらへんで・・・」
慌ててメンバーの人数や顔を確認するが、私はいなかった。

私が勝手に帰宅するはずはない。
片道2時間かけて通学している上に、この時間帯には交通機関はすでに停止している。
今晩は友人宅に泊まるために着替えをそこに置いたままにしていたからだ。


慌てて私を探す友人達。
念のために今来た道を引き返す。

そして友人達が見たものは、
枯れたドブに落ちてぐっすり眠る私の姿だった。

……と友人から聞いた。
私はアルコールが入ると記憶が確かではない。
このこともよく覚えていない。
友人の作り話かもしれぬ。

エピソード 2

私は就職した。
私が所属する課の飲み会が開かれることになった。
飲み放題だったので、ここぞとばかりに日本酒を飲んだ(これは覚えている)。

私は畳の上で
鯉の置物とクロールして、他人(話では友人の蒲公英だったらしいが)のざるそばのだしを箸でかき混ぜまくって「粗茶ですが」と言ってその人に渡し、お椀の蓋を杯に見立てて飲んでいた。

……と上司と蒲公英から聞いた。
私はアルコールが入ると記憶が確かではない。
このこともよく覚えていない。
上司と蒲公英の作り話かもしれぬ。

あと、なぜか私は気付くと青あざまみれになっていた。
どうも堤防の上を自転車で走っていて川の方に落ちたようだ。
夢かと思っていたのだが、自転車は堤防に生えている草にまみれて放置自転車状態になっていた。

エピソード 3

某ホテルの中華料理を肴に私が所属する課の忘年会が開かれることになった。
飲み放題だったので、ここぞとばかりに日本酒と紹興酒を飲んだ(これは覚えている)。


二次会は地元で有名な歓楽街秋田町・紺屋町方面で行われることになった。
タクシーに乗車して一同で現地へ赴くことになり、Y課長補佐が「乗っていけ〜!」と諭したにもかかわらず、「タクシー嫌じゃ〜、自転車で行く〜」と言い張った。
N係長が「アクティ(※)のそばのビルやけん、間違うなよ〜」とアドバイスしてくれた。
※アクティ:歓楽街にある目印のようなビル。
内部はスナックやキャバレーや居酒屋さんだ。
1階は花屋さんとケーキ屋さん。
ケーキはお勧めじゃよ。


ふと気付いたとき、私が立っていたのはアクティから自転車で20分くらい離れたところにあるアスティ(※)だった……。
なぜこんなところに私は一人立っているのだ
だれもいないし。
急に酔いがさめて私は帰宅した。
※アスティ:B'zや宇多田ヒカルやGLAYのコンサートが開かれることで地元だけで有名な多目的ホール。私は着物の展示会と骨董市のときだけ行く。


翌日、二次会に来なかった私は「どこに行っとったんじゃ〜」と尋ねられ、アスティに行ったことが明るみに出たため、その日一日さんざん笑われたのだった……。

アスティとアクティ。
一字違いか……。
ふっ……。


これを読んでるよい子のみんな、お酒ってこんなに楽しいことが起こるんだよ!
20歳になってから自分の責任で試してみてね!
私みたいな酔い方してちゃ、人として大事な何かが失われちゃうぞ。
お酒って、いいね(自滅)!


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