カフェ
カフェには何となく憧れのような気持ちがあった。
ファミレスとは違って、「オトナが楽しむ場所」というような。

小さい頃、月に1回くらい、親に連れて行ってもらってミックスジュースを飲んだ。
クリームソーダを飲みたかったけど、親に「毒が入っている」と脅されて、飲ませてもらえなかった。
思えば、親もまだ若く、収入も十分ではなかっただろう。
クリームソーダはミックスジュースより高かった。
だから、そんな嘘を言っていたんだろうなあ。
精一杯、子供を楽しませようとしてくれていたのだろう。
今思えばありがたい。

その頃は、カフェのお客にはオトナしかいなかったように思う。
カフェはオトナの世界だったのだ。
トパーズのような色のグラス、フワフワと泡の立った滑らかなミックスジュース、メイプルシロップとバターがかかった暖かいホットケーキ。
親はコーヒーを飲んでいた。

「オトナになるまで入ったらいけないんじゃないか。オトナ同伴じゃないと入れてもらえないんじゃないか」という考えができてしまって、カフェへはなかなか足が向かなかった。
結局、カフェに行ったのは、ホンマ、エエ加減ハタチ過ぎてからだ。

友人と行くカフェは楽しい。
雑誌を一緒に見たり、色々話し合ったり、食べ物を分け合ったり。
ああ、いいなあ。
人と一緒にいられる幸せを感じる。

お酒は飲めるけど、やっぱり、「飲みに行こか」より、「喫茶店行こか」の方が嬉しい。
甘いものとお茶、好きやからね。

趣味が高じて、友人たちとカフェのサイトまで作ってしまった。
よかったら覗いてやってください。


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