香港
香港は1995年に初めて行って、そしてはまった。
以後、何度も訪れたが、そのたびにはまった。

香港は騒がしい。
地下鉄の中でも大声で話をするし、道端でけんかでもしてるんじゃないかというくらい強い語調で声を掛け合っている。
大通りには車があふれ、CDショップからは新曲がこれでもかというくらいフルボリュームで流れてくる。

普段なら騒がしい場所を敬遠する友人Aだが、香港では気にならないようだ。
Aは「広東語の響きがすごくいい」と言う。
騒がしさが香港のうねるような熱気や人々の力と相まって、香港の空気になっている。
だから、気にならないと言っていた。

香港には性悪女に騙されたサラリーマンのように貢いでしまう。
そう言えば、以前の香港の旗は真珠を捧げ持つライオンのデザインだったように思う。
香港に行けるとあらば、真珠を貢いでも惜しくはない。

「じゃあ、ここまではまる理由は何だ」って訊かれても、答えられない。
湿った空気、公園ののんびりした雰囲気、ざわめき、そういうもの全部に手招きされているのかもしれない。


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